研修医を希望される方へ

神奈川県立こども医療センター外科 臨床研修医募集

1.基本理念:

  外科一般の知識・技術を習得した者に対し、小児外科専門医となるためのトレーニングを施す。日本外科学会専門医取得後が望ましいが、必須ではない。

2.特徴:

 

・ 豊富な症例(泌尿器疾患なしで年間全麻手術900例前後)

・日帰り鼠径ヘルニアから肝移植まで、あらゆる小児外科手術を網羅

・新生児症例の充実(日本最大級のNICUとの緊密な連携)

・腫瘍診療の充実(小児がん拠点病院)

 ・中央部門の充実(小児では国内最高レベルの放射線科・病理科)

 ・豊富な症例(2014年の悪性腫瘍切除74件)

・積極的な内視鏡外科(技術認定医を中心とした指導)

・小児病院として蓄積された45年間のノウハウ

・あらゆる小児専門家が揃う、恵まれた環境

・学会・研究会に出やすい地理的利点

3.研修医の週間スケジュール:

 
回診 術前術後症例検討
tumor board
回診 抄読会・予演会
NICU合同カンファ
回診
午前 手術 病棟 手術 病棟 手術
午後 手術 病棟 手術 胎児カンファ
腫瘍カンファ
手術 
   

4.勤務体制:

 

・患者さんごとに上級医1名と研修医1名が組んで主治医となっています。

・研修医は外来診療はなく、基本的に病棟・手術・検査が業務です。

・夜間・休日はオンコール体制をとっています。

 研修医は凡そ月に5~7回(当直含む)当たります。

・当直は院内の外科系当直が月に1回程度当たります。1次救急はありません。

・休日は上級医1名、研修医1名による当番体制で、それ以外の人はフリーです。

5.待遇:

 

・長期休暇は夏季8日、年末年始3日、ゴールデンウイーク3~4日程度です。

・給与は任期付常勤医師待遇で、時間外手当も付きます。

・医師公舎があり、安価で入居できます。

6.募集:

  随時受け付けていますので、見学等の希望者は、新開(mshinkai@kcmc.jp)宛に御連絡下さい。希望者の数等により、研修開始までの待機期間は異なります。

7.研修医スナップ:

研修医OBから

本多昌平(2008-2010在籍、現北海道大学小児外科)

 2008年4月から2010年3月までの2年間、外科研修医としてお世話になりました。現在は北海道大学で勤めております。今思い返すと神奈川こども時代は目の前のこども達をこなすのに精いっぱいで一つ一つ深く考える余裕もなく、あっという間に去ってしまった2年間でした。ああすればよかったなあと思い直す事ばかりですが、いくつか心に残ったエピソードを書き述べようと思います。


 2008年に神奈川に赴任するまで2年間研究に従事していたこともあり、臨床の現場の雰囲気に最初は吞まれるばかり。5月までに体重が5kg近く減り、精神的緊張こそ最も効果的なダイエット法であることを実感しました。それまで小児外科に直接携わる経験が少なく鼠径ヘルニアの手術さえおぼつかない中、次から次へと産まれてくる赤ちゃんの対応に追われながら聞き慣れない病名を教科書で探して知識を詰め込む毎日でした。臍帯ヘルニアと腹壁破裂の違いが教科書で読んでもピンとこなかったのが一目瞭然、サイロを立て腸管がどんどん腹腔内に還納されていくのを見て驚いた光景が忘れられません。腸閉鎖、鎖肛、腹壁異常など産まれてすぐに外科的処置を要する疾患は、小児外科医にとって花形である反面、多くのスペシャリスト(新生児科、麻酔科、ナースなど)の協力があって初めて一人の患児を支えていけることが実感させられました。

 

 MMIHSの患児を初めて担当し、カテーテル感染と肝機能障害にて入退院を繰り返す児に対し常に献身的な両親の姿を見ることは、何もしてあげられないもどかしさに痛切な思いを抱くばかりでした。また自分が執刀した赤ちゃんが一度も外の空気を吸うことができずに引き取られていった時の心の重さは、今後いつまでも消えることなくのしかかるであろうつらい経験でした。

 

 神奈川こども医療センターは各科エキスパートのレベルの高さ、スタッフの献身さ、その他多くの支えてくださる職員・ボランティアの方々によって、質、量ともに最高水準の小児医療を提供していると強く感じます。その様な環境で外科研修をおこなえた事は自分にとって非常に幸運であり、今後この経験を活かし更なる研鑽を積むべく努力していきたいと思います。

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